2019年のプロ野球のドラフト会議も近づいてきました。注目選手としてパナソニックの片山勢三内野手がいます。
セールスポイントは恵まれた体格を生かした長打力。体型が西武の中村剛也選手、同じく西武の山川穂高選手と似ており、二人のような長距離打者に成長するかも知れない可能性を秘めた選手です。
しかし、打撃には魅力があるのですが、走力、守備力には不安があります。そんな事からも、ドラフトでは上位指名はない模様です。3位以下になるようですね。
そんな中、獲得の可能性がありそうなのが阪神です。他球団の動向にもよりますが、現状、チームの補強ポイントと合致しています。
阪神は打線の長打力不足が欠点。9月27日現在、チーム本塁打が92本でリーグ5位。チーム得点は522点で最下位です。明らかに長打力が劣っています。
そんな現状から、一発長打の魅力がある選手はチームの補強ポイントになっています。片山選手は候補になってくるでしょう。
そして、阪神の場合は本拠地球場が甲子園です。ライトからレフト方向に吹く「浜風」の影響で左打者は長打を打つのが難しいです。
しかし、右打者は浜風を利用できますので、右の長距離打者は有利になります。片山選手は右打ち。そういう点でも理想的です。
また、今年、ドラフト1位の近本選手、ドラフト3位の木浪選手が活躍したことも追い風でしょう。二人共、高卒後、大学社会人を経てのプロ入り。片山選手と同じです。
そういう流れからも、阪神が片山選手を指名する可能性は高いと思います。
片山勢三内野手の出身高校です。高校は福岡の門司学園高校。片山選手は高校時代は捕手をやっていました。
門司学園高校は甲子園出場は過去にありません。そして、プロ野球選手も輩出していません。もし、片山選手がドラフト指名されれば、初めてのプロ野球選手になりますね。
次に、片山選手の出身大学です。大学は九州共立大学。九州共立大学は野球の強い学校です。プロ野球選手も多く輩出しています。
主な選手は、
柴原洋(元ソフトバンク)
田上秀則(元ソフトバンク)
新垣渚(元ヤクルト)
馬原孝浩(元オリックス)
竹下真吾(ヤクルト)
大瀬良大地(広島)
等がいます。柴原選手、馬原投手、大瀬良投手。大活躍した選手、している選手もいますね。片山選手はどうなるのでしょうか?
片山選手の守備位置、ポジションです。
高校時代
最初は外野手だったが、2年秋から捕手
大学時代
主に一塁手。4年春からはDHに専念。
社会人時代
一塁手兼DH。三塁手にも挑戦している。
高校時代は捕手でしたが、大学以降は一塁手とDH。社会人になって三塁手の練習もしているとのことですが、レベルはそんなに高くないでしょう。
プロ入り後は、やはり、主に一塁手となるはず。チーム事情によっては三塁手のあるかも知れませんが。
また、阪神に入団した場合、やはり、一塁手となるでしょう。甲子園は広いですから、外野は難しいと思います。
そうなると、セ・リーグはDHがないので、三塁手を真剣に練習して、一塁手と三塁手、両方守れるようにしないと・・・。一塁手だけだと出場機会は減ると思います。
片山選手が社会人になってから三塁手にも挑戦しているのは、プロ入り後を考えての事なんではないでしょうか。
パナソニックの片山勢三内野手について書いてみました。
片山選手は2019年のドラフトで指名されるのは間違いありません。後は、どの球団に何位で指名されるのか?が注目です。
ー追記ー
片山勢三内野手は2019年のドラフト会議で指名されませんでした。