2018年12月28日。
2018年も残すところ、あと4日。
もうすぐ年が明けます。
年が明けると気になるのが、選抜甲子園、春の甲子園。
その中で、21世紀枠にどの高校が選ばれるのかというのも注目されます。
今回は、過去の21世紀枠の出場校の成績を振り返ってみたいと思います。
21世紀枠の成績を過去から現在まで振り返って色々考えてみました
21世紀枠の出場校の過去成績は次の通りです。
2001年
安積(福島) 初戦敗退
宜野座(沖縄) 2回戦から登場し2回戦、3回戦、準々決勝を突破し、準決勝敗退のベスト4
2002年
鵡川(北海道) 1回戦突破も2回戦敗退
松江北(島根) 初戦敗退
2003年
柏崎(新潟) 初戦敗退
隠岐(島根) 初戦敗退
2004年
一関一(岩手) 初戦敗退
八幡浜(愛媛) 初戦敗退
2005年
一迫商(宮城) 1回戦突破も2回戦敗退
高松(香川) 初戦敗退
2006年
真岡工(栃木) 初戦敗退
金沢桜丘(石川) 初戦敗退
2007年
都留(山梨) 初戦敗退
都城泉ヶ丘(宮崎) 1回戦突破も2回戦敗退
2008年
安房(千葉) 1回戦突破も2回戦敗退
成章(愛知) 1回戦突破も2回戦敗退
華陵(山口) 2回戦から登場し、2回戦突破も3回戦敗退
2009年
利府(宮城) 1回戦、2回戦、準々決勝を突破し、準決勝敗退のベスト4
彦根東(滋賀) 初戦敗退
大分上野丘(大分) 初戦敗退
2010年
山形中央(山形) 初戦敗退
向陽(和歌山) 1回戦突破も2回戦敗退
川島(徳島) 初戦敗退
2011年
大館鳳鳴(秋田) 初戦敗退
佐渡(新潟) 初戦敗退
城南(徳島) 1回戦突破も2回戦敗退
2012年
女満別(北海道) 初戦敗退
石巻工(宮城) 初戦敗退
洲本(兵庫) 初戦敗退
2013年
遠軽(北海道) 1回戦突破も2回戦敗退
いわき海星(福島) 初戦敗退
益田翔陽(島根) 初戦敗退
土佐(高知) 初戦敗退
2014年
小山台(東京) 初戦敗退
海南(和歌山) 初戦敗退
大島(鹿児島) 初戦敗退
2015年
桐蔭(和歌山) 初戦敗退
松山東(愛媛) 1回戦突破も2回戦敗退
豊橋工(愛知) 初戦敗退
2016年
釜石(岩手) 1回戦突破も2回戦敗退
小豆島(香川) 初戦敗退
長田(兵庫) 初戦敗退
2017年
多治見(岐阜) 初戦敗退
中村(高知) 初戦敗退
不来方(岩手) 初戦敗退
2018年
由利工(秋田) 初戦敗退
膳所(滋賀) 初戦敗退
伊万里(佐賀) 初戦敗退
過去最高成績は2001年の宜野座と2009年の利府のベスト4
21世紀枠も導入されてから18年が経ちましたが、過去最高成績は2001年の宜野座と2009年の利府のベスト4が最高。
それ以外では、2008年の華陵の3回戦敗退が最高。
しかし、華陵については2回戦からの出場ですので、実際は1回しか勝利していません。
そして、出場48校中、初戦敗退は35校(そのうち、初戦で21世紀枠同士の対戦が2回あります)。
こう見てみると、21世紀枠の出場校と、それ以外の高校の力の差を痛感させられます。
2012年以降の7年間の成績が悪すぎる
特に、2012年以降の7年間の成績が悪すぎると思います。
2012年以降、初戦を突破したのは、2013年の遠軽、2015年の松山東、2016年の釜石だけ。
そのうち、遠軽と釜石は21世紀枠の高校に勝利したものです。
ですので、実質は2015年の松山東だけ。
ここ数年は、21世紀枠の高校が、その他の学校に勝つというのが出来なくなっています。
甲子園で2勝以上したのは2校だけ
結局のところ、21世紀枠で出場した学校で2勝以上した学校は、出場48校中、2001年の宜野座と2009年の利府の2校だけです。
1勝したのが48校中11校、初戦敗退は48校中35校。
1勝するのも厳しい状況だといえます。
まとめ
21世紀枠の出場校の過去成績を振り返ってみました。
開始されてから18年が経ちましたが、やはり、21世紀枠の出場校がそれ以外の学校に勝つというのが、いかに厳しいのかと言うのが改めて分かりました。
「21世紀枠」ということですから、100年続くであろう制度です。
今後、21世紀枠の高校の奮闘を期待します。