福岡ソフトバンクホークスの工藤公康監督について書いてみます。
ソフトバンク工藤公康監督の過去成績・年棒推移
1982年（プロ入り1年目19歳） 西武 27試合 先発0試合 1勝1敗0セーブ 防御率3.41 年俸400万円
1983年（プロ入り2年目20歳） 西武 23試合 先発2試合 2勝0敗0セーブ 防御率3.24 年俸600万円
1984年（プロ入り3年目21歳） 西武 9試合 先発0試合 0勝1敗0セーブ 防御率2.92 年俸680万円
1985年（プロ入り4年目22歳） 西武 34試合 先発14試合 8勝3敗0セーブ 防御率2.76 年俸560万円
1986年（プロ入り5年目23歳） 西武 22試合 先発20試合 11勝5敗0セーブ 防御率3.22 年俸1520万円
1987年（プロ入り6年目24歳） 西武 27試合 先発26試合 15勝4敗0セーブ 防御率2.41 年俸2900万円
1988年（プロ入り7年目25歳） 西武 24試合 先発20試合 10勝10敗1セーブ 防御率3.79 年俸5300万円
1989年（プロ入り8年目26歳） 西武 33試合 先発17試合 4勝8敗2セーブ 防御率4.96 年俸5500万円
1990年（プロ入り9年目27歳） 西武 13試合 先発13試合 9勝2敗0セーブ 防御率3.36 年俸4600万円
1991年（プロ入り10年目28歳） 西武 25試合 先発23試合 16勝3敗0セーブ 防御率2.82 年俸5600万円
1992年（プロ入り11年目29歳） 西武 25試合 先発24試合 11勝5敗0セーブ 防御率3.52 年俸8500万円
1993年（プロ入り12年目30歳） 西武 24試合 先発23試合 15勝3敗0セーブ 防御率2.06 年俸9500万円
1994年（プロ入り13年目31歳） 西武 24試合 先発22試合 11勝7敗0セーブ 防御率3.44 年俸1億6000万円
1995年（プロ入り14年目32歳） ダイエー 22試合 先発22試合 12勝5敗0セーブ 防御率3.64 年俸1億6000万円
1996年（プロ入り15年目33歳） ダイエー 29試合 先発29試合 8勝15敗0セーブ 防御率3.51 年俸1億6000万円
1997年（プロ入り16年目34歳） ダイエー 27試合 先発27試合 11勝6敗0セーブ 防御率3.35 年俸1億4500万円
1998年（プロ入り17年目35歳） ダイエー 15試合 先発14試合 7勝4敗0セーブ 防御率3.07 年俸1億6000万円
1999年（プロ入り18年目36歳） ダイエー 26試合 先発26試合 11勝7敗0セーブ 防御率2.38 年俸1億5000万円
2000年（プロ入り19年目37歳） 巨人 21試合 先発21試合 12勝5敗0セーブ 防御率3.11 年俸1億5000万円
2001年（プロ入り20年目38歳） 巨人 5試合 先発5試合 1勝3敗0セーブ 防御率8.44 年俸3億円
2002年（プロ入り21年目39歳） 巨人 24試合 先発24試合 9勝8敗0セーブ 防御率2.91 年俸2億4000万円
2003年（プロ入り22年目40歳） 巨人 18試合 先発18試合 7勝6敗0セーブ 防御率4.23 年俸3億円
2004年（プロ入り23年目41歳） 巨人 23試合 先発23試合 10勝7敗0セーブ 防御率4.67 年俸2億8000万円
2005年（プロ入り24年目42歳） 巨人 24試合 先発24試合 11勝9敗0セーブ0H 防御率4.70 年俸2億9000万円
2006年（プロ入り25年目43歳） 巨人 13試合 先発13試合 3勝2敗0セーブ0H 防御率4.50 年俸2億9000万円
2007年（プロ入り26年目44歳） 横浜 19試合 先発18試合 7勝6敗0セーブ0H 防御率3.91 年俸9000万円
2008年（プロ入り27年目45歳） 横浜 3試合 先発3試合 0勝2敗0セーブ0H 防御率5.27 年俸1億1000万円
2009年（プロ入り28年目46歳） 横浜 46試合 先発1試合 2勝3敗0セーブ10H 防御率6.51 年俸5000万円
2010年（プロ入り29年目47歳） 埼玉西武 10試合 先発0試合 0勝2敗0セーブ0H 防御率10.50 年俸3000万円
通算29年 635試合 先発472試合 224勝142敗3セーブ10H 防御率3.45
タイトル
最優秀防御率 4回（1985年、1987年、1993年、1999年）
最多奪三振 2回（1996年、1999年）
最高勝率 4回（1987年、1991年、1993年、2000年）
工藤監督は高校卒業後にプロ入りし、29年と非常に長く現役選手として活躍しました。
そして、タイトルは最優秀防御率を4回、最多奪三振を2回、最高勝率を4回も獲得。
本当に素晴らしい成績を残しました。
ソフトバンク工藤公康監督の出身高校はどこ？
工藤公康監督の出身高校は愛知県の名古屋電気高校（現：愛知工業大学名電高校）です。
通称「愛工大名電」と呼ばれる高校野球の強豪校。
甲子園出場も何回もあります。
工藤監督も3年夏の甲子園に出場。
結果は次のようになっています。
昭和56年夏（工藤監督3年生）
2回戦 愛知・名古屋電気 ○4－0● 長崎・長崎西
3回戦 愛知・名古屋電気 ○2－1● 大阪・北陽
準々決勝 愛知・名古屋電気 ○3－0● 香川・志度商業
準決勝 愛知・名古屋電気 ●1－3○ 兵庫・報徳学園
工藤監督は1回だけですが甲子園に出場しベスト4。
そして、初戦の長崎西高校戦ではノーヒットノーランを達成しています。
しかし、準決勝で優勝した報徳学園に敗れました。
その報徳学園には、その年のドラフトで近鉄にドラフト1位指名された金村義明投手がいました。
また、名古屋電気高校（現愛工大名電高校）は、プロ野球選手も多いです。
主な選手は次のようになっています。
鴻野淳基 内野手 右投げ右打ち 名古屋電気高校→西武ライオンズ・ドラフト1位（1980年～1984年）→読売ジャイアンツ（1985年～1991年）→横浜大洋ホエールズ/横浜ベイスターズ（1992年～1993年）
山本幸二 捕手 右投げ右打ち 名古屋電気高校→読売ジャイアンツ・ドラフト2位（1982年～1991年）
高橋雅裕 内野手 右投げ右打ち 名古屋電気高校→横浜大洋ホエールズ/横浜ベイスターズ・ドラフト4位（1983年～1996年）→千葉ロッテマリーンズ（1997年～1999年）
安達俊也 内野手 右投げ両打ち 愛工大名電高校→近鉄バファローズ・ドラフト5位（1984年～1996年）
山崎武司 内・外野手 右投げ右打ち 愛工大名電高校→中日ドラゴンズ・ドラフト2位（1987年～2002年）→オリックスブルーウェーブ（2003年～2004年）→東北楽天ゴールデンイーグルス（2005年～2011年）→中日ドラゴンズ（2012年～2014年）
松久保新吾 外野手 右投げ左打ち 愛工大名電高校→近鉄バファローズ・ドラフト3位（1988年～1996年）→横浜ベイスターズ（1997年～1998年）
イチロー 外野手 右投げ左打ち 愛工大名電高校→オリックスブルーウェーブ・ドラフト4位（1992年～2000年）→シアトル・マリナーズ（2001年～2012年）→ニューヨーク・ヤンキース（2012年～2014年）→マイアミ・マーリンズ（2015年～2017年）→シアトル・マリナーズ（2018年～2019年）
石堂克利 投手 右投げ左打ち 愛工大名電高校→ヤクルトスワローズ/東京ヤクルトスワローズ・ドラフト1位（1999年～2007年）
堂上剛裕 外野手 右投げ左打ち 愛工大名電高校→中日ドラゴンズ・ドラフト6巡目（2004年～2014年）→読売ジャイアンツ（2015年～2017年）
十亀剣 投手 右投げ右打ち 愛工大名電高校→日本大学→JR東日本→埼玉西武ライオンズ・ドラフト1位（2012年～）
堂上直倫 内野手 右投げ右打ち 愛工大名電高校→中日ドラゴンズ・高校生ドラフト1巡目（2007年～）
谷口雄也 外野手 右投げ左打ち 愛工大名電高校→北海道日本ハムファイターズ・ドラフト5位（2011年～）
浜田達郎 投手 左投げ左打ち 愛工大名電高校→中日ドラゴンズ・ドラフト2位（2013年～）
東克樹 投手 左投げ左打ち 愛工大名電高校→立命館大学→横浜DeNAベイスターズ・ドラフト1位（2018年～）
愛工大名電高校は、本当に素晴らしい選手がいます。
中でも、一番はイチロー選手でしょう。
日本でもメジャーでも活躍し、球史に名を残す大選手になりました。
そして、工藤監督、山崎武司選手もいます。
こんなに素晴らしい選手が何人もいる高校は中々ないでしょう。
また、もう一点気づいたのは、愛工大名電高校出身の選手は高卒即プロ入りした選手が多いことです。
他の学校は、大学だったり、社会人を経てプロ入りする選手も多いですが、愛工大名電出身の選手は即プロ入りしているケースが多いです。
おそらく、プロ側も愛工大名電高校出身の選手に対する評価が高いのではないかと思われます。
ソフトバンク工藤公康監督の出身大学はどこ？
工藤公康監督は愛工大名電高校卒業後、西武ライオンズに入団しています。
なので、大学には行っていません。
ソフトバンク工藤公康監督のドラフト順位は何位？
工藤公康監督のドラフト順位は6位です。
ドラフト6位ですから、下位指名になります。
しかし、これには理由があります。
というのは、ドラフト前、工藤監督はプロ入りを拒否。
社会人の熊谷組入りが内定していました。
もし、工藤監督がプロ入り拒否をしていなければ、1位で複数球団が競合していたと言われています。
そんな工藤監督を西武ライオンズは6位指名。
他球団は工藤監督のプロ入り拒否の姿勢から指名を見送りました。
そんな中、西武ライオンズが強行指名したのです。
そして、その後の入団交渉で西武ライオンズが工藤監督の入団させることに成功しました。
他球団からすれば、バリバリの1位の選手を6位で獲得した西武ライオンズには不快な思いをしたことでしょう。
また、工藤監督の同期入団の西武ライオンズの選手は次のようになっています。
1位 伊東勤 捕手 右投げ右打ち 熊本・熊本工業高校→埼玉・所沢高校→西武球団職員
2位 金森栄治 捕手 右投げ左打ち 大阪・PL学園高校→早稲田大学→プリンスホテル
3位 小田真也 投手 左投げ左打ち 和歌山・新宮商業高校→京都大丸
4位 串原泰夫 投手 右投げ右打ち 埼玉・所沢商業高校
5位 藤高俊彦 投手 右投げ右打ち 滋賀・伊香高校→新日鉄広畑（入団拒否）
6位 工藤公康 投手 左投げ左打ち 愛知・名古屋電気高校
外 上田貞人 投手 愛媛・新田高校
外 西山進 投手 プリンスホテル
外 大井久士 捕手 右投げ右打ち 宮崎・都城西高校
外 藤野正剛 内野手 右投げ右打ち 九州産業高校
この年の西武ライオンズは1位で伊東勤捕手を獲得。
6位でも工藤監督を獲得。
その後の西武ライオンズの中心選手となった2人を獲得できた、素晴らしいドラフト会議でした。
ソフトバンク工藤公康監督のプロフィール
生年月日 1963年5月5日
年齢 57歳（2020年6月現在）
身長 176cm
体重 80kg
左投げ左打ち
ポジション 投手
出身地 愛知県豊明市
名古屋電気高校→西武ライオンズ・ドラフト6位（1982年～1994年）→福岡ダイエーホークス（1995年～1999年）→読売ジャイアンツ（2000年～2006年）→横浜ベイスターズ（2007年～2009年）→埼玉西武ライオンズ（2010年）
監督歴 福岡ソフトバンクホークス（2015年～）
まとめ
福岡ソフトバンクホークスの工藤公康監督について書きました。
29年と長い現役生活で大活躍した工藤監督。
出身高校は愛知県の名古屋電気高校。
大学に行っていません。
ドラフト順位は6位でした。
また、工藤監督以外の他球団の監督については、
日本ハム栗山英樹監督の現役時代の過去成績・年俸推移・ポジション！
西武 辻発彦監督の現役時代の過去成績・年俸推移・ポジション！
DeNAラミレス監督の現役時代の過去成績・年俸推移・ポジション！
オリックス西村徳文監督の現役時代の過去成績・年俸推移・ポジション！
楽天 三木肇監督の現役時代の過去成績・年俸推移・ポジション！
にも書いていますので、良かったら見て下さい。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
