ラグビーのワールドカップが始まりましたね。日本では、普段ではあまり親しみのないスポーツですが、ワールドカップの盛り上がりは凄いです。
そこで、ラグビーをあまり知らない人がわからないことの一つが「トライの点数」。今回はラグビーのトライの点数について書いてみたいと思います。
ラグビー(ラグビーユニオン)のトライの点数、得点は?
まず、2019年現在のラグビーの得点、点数はどうなっているのか?です。(ラグビーは「ラグビーユニオン」と「ラグビーリーグ」に分かれますが「ラグビーユニオン」について書きます)
トライ 5点
コンバージョンゴール 2点
ペナルティーゴール 3点
ドロップゴール 3点
となっています。
ラグビー(ラグビーユニオン)のトライの点数の歴史、昔は何点だった?
次に、ラグビーの点数、得点の歴史、昔はどうだったのか?です。次のようになっています。
1948年~1970年
トライ 3点
コンバージョンゴール 2点
ペナルティーゴール 3点
ドロップゴール 3点
1971年~1992年
トライ 4点
コンバージョンゴール 2点
ペナルティーゴール 3点
ドロップゴール 3点
1993年~現在
トライ 5点
コンバージョンゴール 2点
ペナルティーゴール 3点
ドロップゴール 3点
見てみると、トライ以外の得点は変更は無いのですね。トライは年々、点数が上がってきています。トライの点数が上がってきているのは、それだけ、試合においてトライが重要視されるようになったからでしょうか?
また、ラグビーが始まった当時は、トライでの得点は無かったようです。トライを達成すると「ゴールキックへの挑戦が認められる」という風になっていました。
「挑戦が認められる」ということで「挑戦」=「トライ」という風に名前が付いています。納得させられる理由があったのですね。
そして、このような事から、トライが点数にならなかった時代は、次のような異常事態が起こりました。
Aチーム
トライ 10本
コンバージョン 0本
得点 0点
Bチーム
トライ 1本
コンバージョン 1本
得点 2点
Aチームはトライを10本決めていますがコンバージョンが0本なので0点。一方、Bチームはトライを1本しか決めていませんがコンバージョンを1本決めているので2点。
0対2でBチームの勝ちとなるのです。
トライを10本決めているAチームは圧倒的に試合を支配しているはず。しかし、勝敗は敗け。こんな異常事態が起こるのです。
これは極端な例ですが、こういう事が成り立つルールだったのです。それでは駄目だということで、トライにも得点が入るようになりました。
ラグビー(ラグビーユニオン)のトライの点数、得点はいつから5点に変更になったのか?
また、年配の方はラグビーのトライが4点と思っている方も多いようです。ですから、今回のワールドカップを見て「何故、5点も入るの?」「いつから5点になったの?」と不思議に思った方もいるでしょう。
先程も書きましたが、1993年にトライは5点に変更されています。それまでは4点。25年くらい前に変更されたんですね。
ですから、40代後半、もしくは50代以上の方は違和感があるかも知れません。名ドラマ「スクールウォーズ」は今から30年くらい前のドラマ。スクールウォーズ世代の方は4点の印象が強いかも知れません。
終わりに
ラグビーのトライの得点、点数について書いてみました。時代と共に、トライの点数が上がってきているのが分かりました。
日本では、まだ、馴染みが薄いスポーツであるラグビー。多くの方がルール自体もよく分からないことでしょう。今回の日本開催のワールドカップで日本人のラグビーの知識も増えていけば良いですね。