2019年の巨人は見事、リーグ優勝を果たしました。しかし、日本シリーズでは1勝も出来ず惨敗。今オフは昨年同様、大補強を行うと言われています。
そこで、2019年オフから2020年開幕にかけての巨人の補強、新外国人・FA・トレードについて書いてまとめてみました。最新情報は随時更新していきます。
巨人の2020年の新外国人補強最新状況
2019年11月20日現在、巨人の2020年の新外国人状況は次のようになっています。
ヘラルド・パーラ 外野手 左投げ左打ち 32歳
2019年11月20日。巨人はヘラルド・パーラ外野手の獲得を発表しました。パーラ選手のメジャーでの年度別過去成績は次のようになっています。
2009年 ダイヤモンドバックス 120試合 打率.290 5本塁打 60打点 5盗塁
2010年 ダイヤモンドバックス 133試合 打率.261 3本塁打 30打点 1盗塁
2011年 ダイヤモンドバックス 141試合 打率.292 8本塁打 46打点 15盗塁
2012年 ダイヤモンドバックス 133試合 打率.273 7本塁打 36打点 15盗塁
2013年 ダイヤモンドバックス 156試合 打率.268 10本塁打 48打点 10盗塁
2014年 ダイヤモンドバックス、ブルワーズ 150試合 打率.261 9本塁打 40打点 9盗塁
2015年 ブルワーズ、オリオールズ 155試合 打率.291 14本塁打 51打点 14盗塁
2016年 ロッキーズ 102試合 打率.253 7本塁打 39打点 6盗塁
2017年 ロッキーズ 115試合 打率.309 10本塁打 71打点 2盗塁
2018年 ロッキーズ 142試合 打率.284 6本塁打 53打点 11盗塁
2019年 ジャイアンツ、ナショナルズ 119試合 打率.234 9本塁打 48打点 8盗塁
通算成績 1466試合 打率.276 1312安打 88本塁打 522打点 96盗塁
2019年も100試合以上に出場しているパーラ選手。現役バリバリと言えますね。
通算打率が2割7分超え。ホームランバッターではないかもしれませんが、打率は残せそうです。
また、2011年と2013年はゴールドグラブ賞を獲得。守備力も高いことが伺えます。
メジャーでは外野手としての出場が1275試合。その他ではファーストが39試合(2019年は14試合)、セカンド1試合、サード1試合。
外野が本職ですが、場合によってはファーストでの起用もあるかもしれません。
それから、少し気になったのですが、パーラ選手は左投げ。しかし、サードとセカンドにそれぞれ1試合ずつ出場経験があります。
普通、セカンド・サード・ショートでは、左投げの選手はファースト送球時、体の向きを変えるためワンテンポ遅れるので、守れないし守りません。
パーラ選手は、左投げでサードとセカンドを守ったという経験があるとは・・・。驚きました。
パーラ選手については巨人新外国人パーラのポジションは?過去成績と年俸・出身国等にも詳しく書いています。
また、巨人の来季、2020年も残留する外国人選手はメルセデス投手とデラロサ投手の2人。今後は、さらに4人の外国人選手を獲得するとされていました。
パーラ選手を獲得しましたので、後3人。おそらく、投手2人、野手1人を獲得するのではないでしょうか?最新情報が分かり次第、追記させていただきます。
ー追記ー
2019年12月3日、巨人はチアゴ・ビエイラ投手を獲得しました。ビエイラ投手のメジャーでの年度別過去成績は次のようになっています。
チアゴ・ビエイラ 投手 右投げ右打ち 26歳
2017年 マリナーズ 1試合 先発0試合 0勝0敗0セーブ0H 防御率0.00 1回0/3イニング 与四球0 与死球0
2018年 ホワイトソックス 16試合 先発0試合 1勝1敗1セーブ1H 防御率7.13 17回2/3イニング 与四球9 与死球3
2019年 ホワイトソックス 6試合 先発0試合 1勝0敗0セーブ0H 防御率9.00 7回0/3イニング 与四球5 与死球0
直球の最速が166km。平均球速が158kmの速球派。巨人は中継ぎでの起用を考えているようです。また、年齢が26歳と若く、巨人は日本での更なる成長を期待しているのではないでしょうか?
ビエイラ投手については巨人 新外国人 ビエイラの球種・変化球と球速は?メジャー過去成績もに詳しく書いています。
ー追記ー
2019年12月7日、巨人は韓国のSKワイバーンズのアンヘル・サンチェス投手と契約合意しました。
アンヘル・サンチェス 投手 右投げ右打ち 30歳
2017年 パイレーツ(メジャー)8試合 1勝0敗 防御率8.76
2018年 SKワイバーンズ(韓国) 8勝8敗 防御率4.89
2019年 SKワイバーンズ(韓国) 17勝5敗 防御率2.62
今季は韓国で17勝を挙げたサンチェス投手。巨人はサンチェス投手を先発で起用する考えのようです。
サンチェス投手については巨人新外国人サンチェスの過去成績は?球速・球種・変化球などに詳しく書いています。
ナティーノ・ディプラン 投手 右投げ右打ち 25歳 育成枠
ドミニカ共和国で実施されたトライアウトで合格したナティーノ・ディプラン投手を育成契約で獲得しました。ディプラン投手はドミニカ共和国出身です。
ディプラン投手は今季、ブリュワーズ傘下の2Aでプレー。2Aでの通算成績次のようになっています。
エスタミー・ウレーニャ 内野手 右投げ右打ち 20歳 育成枠
ナティーノ・ディプラン投手同様、ドミニカ共和国で行われていたトライアウトに合格したエスタミー・ウレーニャ内野手を育成契約で獲得しました。ウレーニャ選手もドミニカ共和国出身です。
ウレーニャ選手は今季、ツインズ傘下の1Aでプレー。1Aでの通算成績は次のようになっています。
追記:ゼラス・ウィーラー 内・外野手 右投げ右打ち 33歳(6月25日、楽天から池田駿投手との交換トレードで獲得しました)
追記:高梨雄平 投手 左投げ左打ち 28歳(7月14日、楽天から高田萌生投手との交換トレードで獲得しました)
追記:香月一也 内野手 右投げ左打ち 24歳(9月7日、千葉ロッテから澤村拓一投手との交換トレードで獲得しました)
【思惑一致】巨人・澤村拓一とロッテ・香月一也のトレードが成立https://t.co/vFMrBtPfmT
パ・リーグ優勝に向けてリリーフの層を厚くしたいロッテと、パンチ力のある左打者の層を厚くしたい巨人の思惑が一致した。 pic.twitter.com/w0jUuEoDNS
— ライブドアニュース (@livedoornews) September 7, 2020
巨人の2020年のFA補強最新状況
今オフ、巨人はFAで楽天の美馬投手とロッテの鈴木大地選手の獲得に動きました。しかし、2人共、巨人には入団しないことが分かりました。
正式発表はされていませんが、美馬投手はロッテ、鈴木大地選手は楽天への移籍が濃厚です。
昨年の巨人はFAで広島の丸選手と西武の炭谷選手を獲得。しかし、今年は残念な結果に終わってしまいました。
巨人の2020年のトレード補強最新状況
巨人のトレード最新情報です。次のようになっています。
田中豊樹 日本ハム 投手 右投げ右打ち 26歳
トレードではありませんが、トライアウトに参加していた日本ハムの田中豊樹投手を育成枠で獲得しました。田中豊樹投手の過去成績は次のようになっています。
2016年 日本ハム 4試合 0勝0敗0セーブ1H 防御率.0.00 3回1/3イニング
2017年 日本ハム 19試合 0勝0敗0セーブ3H 防御率3.32 19回0/3イニング
2018年 日本ハム 8試合 0勝0敗0セーブ0H 防御率11.74 7イニング2/3イニング
2019年 日本ハム 1軍登板なし
田中投手は1軍での実績はほぼありません。今季は1軍出場もありませんでした。
しかし、年齢は25歳と若く、上手く行けば開花する可能性を巨人は感じたのでしょう。
八百板卓丸 楽天 外野手 右投げ左打ち 22歳
トレードではありませんが、楽天を自由契約になった八百板卓丸外野手を育成契約で獲得しました。八百板選手の過去成績は次のようになっています。
八百板選手は入団5年になりますが、1軍の出場は2018年のみです。今季は1軍の出場はありませんでした。しかし、まだ、22歳と若いので伸びる可能性はあるでしょう。
終わりに
巨人の2020年の補強、最新状況を書きました。また、新しい情報が入りましたら、随時追加させていただきます。